1月号ではずっと働きたくなるオフィスのコツをいくつかご提案しました。
紙面ではお伝えしきれなかった中で、今回は明かりについてピックアップいたします。
執務空間と食事休憩空間は、異なるイメージにする事をお勧めしています。
家具や内装はもちろんなのですが、明かりの種類を分ける事で心理的な効果を得る事が出来ます。
(家具や内装ついてのブログはこちらです。合わせてお読み頂ければ幸いです^^)
以前、応接室を社員さんのための多目的室にリフォームした時の事です。
社員さんがリフォーム中の部屋を覗いてこう仰ったんです。
「明かりの色はどんな感じでしょうか?」と。
よく聞いて下さいました!と心のなかで叫びました^^
色と心理はとても関連が深いんです。
この男性は、それを知ってらっしゃったようです。
リフォームは、食事休憩に利用するほか自席から離れリラックスしてパソコン作業をしたり、ミーティングや会議にも利用する予定で行われました。
提案させて頂いたのは、調光と調色(寒色から暖色まで自由に調整)できるものです。
会議やミーティング時は、活動的な気持ちになり脳を目覚めさせる効果がある寒色。
食事休憩のときは、活動モードから休憩モードに気持ちを切り替える中間色。
懇親会などを行う時は、安らぎを感じさせる暖色。
利用する社員皆さんで話し合いながら気持ちにフィットする明かりの色を使って頂くことでコミュニケーションも促進します。
色と心理についてはとても関連が深く、様々な国で実験が重ねられています。
例えば、ピンク色。
アメリカの監獄や少年院で、天井の色をピンクにしたところ、施設内での暴力が極端に減ったというデータがあります。
現在では、世界の多くの独房でピンク色が使われるようになりました。
近年の執務室用カタログを見ると、白や黒、モノトーンの製品が多い傾向です。執務空間に温かみが少ないかも?と感じられたら、休憩する場は思い切りあたたかなイメージにされるのも良いです。ぜひ明かりもコーディネートして下さい。
天井から下がるペンダント照明は、空間のアクセントにもなりお勧めします。
撮影ご協力 ㈱セーコー様
オフィス環境改善のコツは【オフィス環境をよくするメディア掲載】でまとめてお読み頂けます。
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