1月号ではずっと働きたくなるオフィスのコツをいくつかご提案しました。
紙面ではお伝えしきれなかった中で、今回は色づかいについてピックアップいたします。
執務空間と食事休憩空間は、異なるイメージにする事をお勧めしています。
部屋が分かれている場合はイメージをつくり易いですが、分かれていないという企業様も多いのではないでしょうか。
そんな時効果的なのが、色づかいで心理的にスペースを分ける方法です。
では、どんな色が適しているのかをお伝えしていきます。
執務室が白やグレーなどモノトーンの色が多いなら、食事や休憩する空間は暖色系(赤やオレンジ)を取り入れる事をおすすめします。
暖色系は食欲を高め、緊張を緩ませてくれる効果があります。
ミーティングや会議も、緊張せず意見が出やすい雰囲気になります。
注意して頂きたいのは面積です。
赤やオレンジの比率が多くなってしまうと、落ち着かない雰囲気になってしまいます。
お勧めしているのは、壁の一面だけ色を変える方法です。
その場合、思い切って色を濃くしてみるのも一手です。
壁紙メーカーさんではA4サイズのサンプルを用意しています。
取り寄せて、実際に壁に当ててみる事をお勧めします。
壁の一面だけ色を変えるのが難しい場合は、椅子などに暖色系を使ってみて下さい。
床の工夫で心理的にスペースを分ける方法もあります。
タイルカーペットで色分けしている例をご紹介します。
タイルカーペットは糊を剝がしやすいので、部分的にアクセント色を入れ替えるのも良いです。
コストを抑えながらできる環境改善は沢山あります。
DIYが得意な社員さんがいらしたら、社内で行うのも良いコミュニケーションになります。
仕事から離れて心身ともに休まる環境は、午後からの英気を養い、社員満足度や生産性に直結していきます。
社員さんの希望を取り入れながら、より良い環境を作って差し上げて下さい。
困ったときにはいつでも専門家に連絡を下さい。
レイアウトや色使いのアドバイスもさせて頂きます。
撮影ご協力 ㈱イトーキ北海道様
オフィス環境改善のコツは【オフィス環境をよくするメディア掲載】でまとめてお読み頂けます。