さっぽろ経済連載【仕事がはかどるオフィス】

札幌商工会議所会報誌12月号専門家からの提案書では、仕事がはかどるオフィスについて書かせて頂きました

 

ある勉強会の場で「一度我が社を見てもらえませんか?」 と社長から 声がかかりました

「もちろんです 」と お返事をして、私は大きなチャンス! と心の中で喜びました

何のチャンスかと言いますと 仕事がはかどるオフィスに改善する チャンス なのでした

外部の目で見ることによって、今まであたり前だったオフィスの環境が 改善する内容満載 ということに気づいていただけます

 

私は仕事柄オフィスにお邪魔することが多くあります

訪問しアドバイスをさせていただいたなかで 一番多かったのが 壁の貼りものです

予定表やカレンダー、ポスター、期限が過ぎた案内などこれでもか~というほど貼られています

これはこの企業様に限らず多くのオフィスで見かける光景です

今はセキュリティもあってオフィスに外部の人が入ることは少ないかもしれません

でも毎日 ここで働く社員の皆さんはどう感じているでしょう

 

人間の五感のうち 80% 以上は 視覚からの情報と言われています

目に入るものから脳は大きな影響を受けます

そこに情報がたくさんあればあるほど 脳のメモリーが満杯になり 処理を仕切れなくなるのです

 

専門家としてアドバイスをさせていただく時、必ずお伝えすることがあります

そこに貼らなければならないものだけを貼って下さい

これは執務室だけではなく応接室休憩室にも共通しています

そこに必要な情報だけがあれば、すっきりとした脳の状態で過ごせるので、執務室では仕事がはかどり、休憩室では安心して休むことができます

 

先日、休憩室に人が集まらないと悩んでいる社長を訪問しました

一歩休憩室に入り私はすぐに理解できました

正面の壁に大きく売上目標が貼られていたのです

これを社長にお伝えすると勘のいい社長はすぐに理解をして下さいました

 

前出の社長とこの社長は社員皆さんがワクワクする休憩室にリフォームする事を決断されました

「なんだかワクワクしてきた」と仰る社長に「私を呼んで下さりありがとうございます、間違いなく素敵な休憩室になります」と申し上げ戻りました。

 

社員さんの喜ぶ姿を思い、ワクワクしている社長のお顔を振り返り、帰路私も熱い気持ちになりました。お役に立てるよう120%で頑張ります。

 

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