今週は、石狩商工会議所女性部会でセミナー講師を務めさせて頂きました。
ゲストとして、 この秋オフィス空間診断をさせて頂いた企業の社長様が参加下さいました。
後半は、ゲストの社長を交え、参加下さった皆さんと意見交換をしました。
オフィス改善進行中の顧客様がセミナーに参加下さるのは初めての事で、どんな展開になるか、緊張、いえいえ実は私大変ワクワクしました。
(写真左)辻野建設工業㈱ 辻野社長
オフィス空間診断は、社長、改善の担当者、私共の3名で、会話をしながら社内をゆっくり時間を掛けて拝見し、後日改善点をオフィス空間診断書として提出致しました。
何気ない会話の中に、改善点は沢山ありました。
本日はそのなかで、意見交換でも話題になった1Fトイレを書かせて頂きます。
1階給湯室の奥に女性トイレがありました。
立ち止まって行動シミュレーションしている私に、担当の女性がサラッとお話し下さいました。
「昼食時間など給湯室が混んでいる時は、女性たちは雑談している風で空くのを待っていますよ」と。
この時の事をセミナーでお話して良いですよ、と辻野社長の承諾があり、私は喜びました。
それはこのトイレ問題こそ、男女、年齢、立場の違いで見解が分かれるにも関わらず、表に出にくいと常々感じているからでした。
ある方はこう仰るでしょう。「トイレに行くのでそこを通して下さい、と言って欲しい。」
でもそれは言いにくいんです。そういう方の方が実際は多いのではないでしょうか。
診断書を提出させて頂いた時に、辻野社長が仰いました。
女性の目線で社内を見る、という事が欠けていた事に気づきました、と。
辻野社長は、このトイレと給湯室の関係を改善する事を決断され、セミナーの最中に発表されました。
※実は、先に改善リフォームする部屋があり現在進行中です。
どんな人にも自然に受け入れられるトイレ、そしてオフィス!
今後可能な限り多くの方と意見交換をしつつ、理想的な空間の提案を進めて参りたいと強く思いました。
石狩商工会議所様には大変貴重な機会を頂きました。
辻野社長と建築業界で長年ご縁があるという榎本会頭がセミナーに参加下さりました。