先日参加したオフィス家具メーカーのセミナーのなかで、リモート/テレワークを推進して行く上で課題を感じている企業の割合が出ていて、66%という数字でした。(東京都内で内田洋行様アンケート)
課題の一番は社内コミュニケーションの減少でした。二番は自宅の執務環境、三番目に部下のマネジメントと続きます。
実はコロナ前のアンケートでも、テレワークの課題としてコミュニケーション減少が多く挙げられていたそうです。
一番に上司と部下の相談の機会減少、続いて気軽なコミュニケーション、組織を越えたコミュニケーションだったとの事。
緊急的に仮運用で進んできたコロナ禍のワークスタイルを、今こそ変化させる時では?と提案がありました。
その提案の中に、オフィス出勤時でコミュニケーション機能を充実させる事がありました。
私共ではオフィス訪問(今はコロナ禍でお休み)を6年前より行っています。
社長にお願いし、可能な限りオフィス全体を見せて頂きます。
そのなかで現在は利用していないという部屋が意外と多い事に気が付きました。
昔はパソコンルーム→今は物置、昔はもう一つの会議室→今は倉庫など。。
社長にお尋ねします「これらは保管しておかねばならないものなのですよね?」
その答えの多くは「いいえ」です^^。
置く場所があるから、物が集まっていつしか倉庫になっているケースがなんと多い事でしょう!
「社内を整理すれば、その部屋にある大事なものは置き場所があるんですよ」という事が殆どなんです。
それが「うちは部屋がないし社員の部屋や休憩室をつくるのは無理ですよね?」と仰る社長さんに、まずは社内を全部見せて下さいとお願いする理由なのです。
さて、コミュニケーション促進のために、大掛かりなことは必要ないかも知れません。
出掛ける前に、立ったまま軽い会議が出来るカウンターがあれば、マスク越しの軽い立ち話も可能でしょうし、デスクを離れて立ってPC作業をすれば、座りっぱなしのリスク軽減と気分転換でストレスにも役立つと思います。
写真は空間を担当させて頂いたお客様のカウンターです。
立ったまま製本など作業が多いとお聞きし、コピー機の横にカウンターを作りました。
従業員の方の休憩に、社長の気分転換にも利用されていると聞きました。(みらい共同法律事務所様https://mirailaw.com/)
「きっかけがないからそのままになっている部屋がうちにもあるよ!」という社長様、まずは小さな改革から始めてみませんか?
社員満足度を上げて生産性をアップする!オフィスの素敵な空間と企画 鈴木いずみでした。