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母と私のあずましい暮らし

母と暮らし始めてちょうどひと月になる

父の他界後、施設に住み続けていた母だったが
独りぼっちは限界~!という空気は暫く前から醸し出していた

父との想い出の家具数点はどうしても持って来たいと言う
私は空間を仕事にしているので、リビングは自分の好きにコーディネートしたい方である

リビングのソファについて、母が
私のは柔らかすぎて座り難い、と言う
自分の(父との想い出がある)ソファを置きたいと言いだした

共同生活だから母のあずましい、を実現するため半分は譲歩しようと決めていたので
ソファを譲歩する事にした

擦り傷が目立つが、それは最近家具修理に凝っている弟に担当してもらう事にした

あずましい、道外の方は聞きなれない言葉だと思う
道民にも、初めて聞いた、という方もいるかも知れない

「あずましい」ネットで調べてみた
居心地が良い、落ち着く、余裕がある
と出てきた

さて私のソファの行き先はどこ?

そうだ!と思いついた!
数年物が散乱して、片付ける気に到底ならずにいた2F和室に移動すると決めた
母の部屋から来たテレビも置いちゃおう!マイシアタールームだ

早速断捨離掃除をする
素敵な目的には作業が軽々進む♪

処分できなかった
夫の電子ピアノも置いちゃえ!

ピアノとのコラボの練習がいつでも出来るじゃない
もうワクワクが止まらない

あずましい暮らしの為に、と
高齢の親と暮らした経験のある先輩方から、アドバイスを頂いた
お互い遠慮せず気持ちを言い合う
何でも良く話し合い調整をする

誰かと暮らす事は、きっと大変な事も多い
でも嬉しい事があった時の気持ちや美味しものを食べた感動を分かち合える

このひと月で、イキイキと若返った様な母を見て思う
お互いの距離感を計りながら、
二人それぞれれの、あずましい暮らしを探して行こうと~

※このブログは「家ねっとブログ」に掲載したものを転写致しました。