離職率やコミュニケーションに悩まれている社長にオフィスを見せて頂くと、いくつか共通点があるように思います。
その中から本日は、トイレについて書いてみたいと思います。
1、複数あるトイレが男女兼用
2、トイレの水を流す音が聞こえる
3、男性が女性トイレを拝借する事がある(男性トイレが混む時)
1~3は、実際に私共が会社訪問をした中で出会ったトイレです。
このほかに、男性トイレを女性社員が掃除する、という会社もありました。
実際、社員の聴き取り会で「この掃除が仕事の中で最も苦痛」という声がありました。
社長への報告後、掃除は男性が行う事になりました。
「女性社員が退職した理由をお聴きになっていますか?」
これは、一通り社内を拝見させて頂いた後、お尋ねする事です。
ほとんどの社長はノー。正確な理由が判らない、というのが現状でした。
女性の離職率とトイレの問題は直接関係あり、とは言い切れません。
しかしトイレに不満を持っていても意見を言わない社員が多いことは事実。
そして女性と男性ではトイレに対して大きな感覚の差があります。
トイレに関しては男性よりもずっとデリケートと考えて頂くのが良いと思います。
社員数や場の関係上トイレがひとつしかないという場合も多いと思いますが、女性に対して何かしら配慮がある空間か否かで
社員の感じ方に大きな違いがあるように思います。
トイレに限らず、たばこの煙、喫煙者と非喫煙者の休憩時間の見解、休憩室の使い方など。。改善希望があっても社長に伝えていない事が多いのです。
希望を出す事が自身への評価に左右する、と考えられる方がほとんどでした。
私共で行う社員の聴き取りでは、どなたが発言したか判らないように工夫していますが、それでも発言者が特定されそうな場合には、社長への報告に含めるかどうか、聴き取り会の中で決めて頂きます。
その場で社員同士が話合い「この場の全員の意見として下さい。」など社長への伝え方を決定するケースもありました。
上記の企業様では「社員同士このような話し合いをした事が無く、良い機会になりました。」という声を頂きました。
聴き取りをきっかけに、社員同士の風通しも良くなりました。
社員の希望を取り入れた改善をする事で、退職者を防げるなら、社長にも社員にも嬉しい事ですね。
このような社員の聴き取り会は、私共が専門家として登録派遣されているミラサポ事業内「働き方改革対応体制強化事業」
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