久し振りにお目に掛かった社長はとても素敵な笑顔でした。
一年半前、初めて開催した私共のセミナーに参加下さった社長は、自身の社員とのコミュニケーションに悩みを持ち、同時に社員同士のそれにも不安を持たれていました。
セミナー後「明日にでも来て頂きたい!」と社長が仰り、社員の聴き取り会を私共が担当する事になりました。
60代の社長は、近い将来次の世代へバトンを渡す事を決められており、その前に社員の声を聴き良い企業の下地作りを、と考えていらっしゃいました。
「僕は社員の声を聴くことは出来ません」と社長は仰います。
予想を超える希望や批判が出てしまうのでは、と懸念されてのことです。
オフィスや休憩室などを中心に、社外の私共が聴き取りをする事で問題や希望が見えてくるはず、と社長は考えられた様です。
管理職、男性社員、女性社員、パート従業員、4つのグループに分け聴き取りを致しました。
其々が皆、違う立場の方を気遣われている事が判りました。
心優しい気遣いの社長の元で、優しい気持ちを持たれる方が多かったようです。
社長にとっては、少々耳が痛くなりそうなお話もありましたが、そのままお伝えしました。
久し振りにお目にかかった社長は、社内の変化を熱く語って下さいました。
休憩室のレイアウトを、社員と相談しながら、人同士の距離感を考慮しつつ時おり変えて様子をみている事。
オフィス内に香りやインテリアを加えてくれる社員が現れて嬉しい事など。
安心したお顔を拝見して笑顔のバトンも次の世代へ受け継がれるのだと感じました。
社長も社員も笑顔になるオフィスのインテリア改善の提案を、これからも続けて行こうと決意を新たにしました。