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シンプルに生きる2

こんにちは インテリアコーディネーター鈴木です。

 

「歳を重ねる毎に1年があっという間に、加速度をつけて過ぎるの、今を大切に過ごすのよ」

 

少し年齢が先輩の何名の方からのアドバイスを思い出しながら、今朝カレンダーをめくりました。

 

先月のブログでも書かせて頂きましたが、ドミニック・ローホー氏の著書「シンプルに生きる」に触発された私は、自分だけのシンプルリストを記入するための手帳を買いました。

 

リストには、こころのアンテナでとらえた事を、気になるテーマから書いていきます。

 

本当の自分に出会うためのリストには、長所や短所、好みを書いて今の自分をできるだけ的確にとらえます。

他に幸せを感じる為のリスト、悩みから解放されるためのリストなど幾つかの項目があります。

 

 

中に、五感を磨くリストという項目を見つけました。

視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚、そしてこれらのハーモニーが感覚を磨き幸せの感度が上がるというのです。

 

 

イヌイットの人たちは、雪の白さを表現するための形容詞を15ほど持っていたのだそうです。

北国に住む私にとっては厄介な雪も、感性を育ててくれる貴重なものなのだと感じます。

 

ものを大切に見つめ、自分の言葉で表現する事が出来たらなんてすてきでしょう!

ページをめくりながら、父の転勤で過ごした帯広での数年を、想い出しました。

 

給食の時間が近づくと、調理室からパンを焼く香りがしてきます。そして午前授業終了のベルが鳴るとスピーカーからモーツアルトなどのクラシック音楽が流れてきます。

 

あれから数十年が過ぎましたが、香りと音楽のハーモニーは大好きで、心落ち着く時間です。きっと体のどこかであの頃の心地よい記憶が眠っていたのだと思います。

 

 

今朝の私は、秋に始めたばかりのサックスの音楽、朝の為に特別に用意した香りのよい珈琲、そしてシンプルリストを作る為のノートのハーモニーで、自分の為の時間を過ごしました。

 

あと11か月、自分だけの五感のハーモニーを増やして幸せの感度を上げたい!!と思う2月の始めでした。