外国映画を観て、明かりの演出が上手だなぁと感じる事があります。必要な場所に必要な明かりという考え方で、日本で普及してきた “まんべん無く照らす明かり” とはずいぶん勝手が違うようです。
恋人たちのシーンでは、ランプやキャンドルも演出効果大で盛り上げてくれます。映画のインテリアについては又別の機会に致しますが、今日は“あなたの表情を美しく魅せてくれる明かり” について書いてみます。
ホテルのロビーやラウンジは和らいだ間接光を使用していますが、女性の表情を柔らかく美しく見せてくれる効果があるそうです。
ご自宅にフロアライトはテーブルライトがあれば是非お試し頂きたいのですが、斜め正面上方からのセード越しの明かりを顔に当ててみて下さい、あなたの表情をより優しく柔らかくしてくれます。
物の色を忠実に見せてくれる度合いを演色性で表しますが、演色性の高いランプが健康的に見せてくれます。この時お部屋のメイン照明を落すと効果大です。
食事のシーンでもこれを応用できます、食卓にペンダント照明があればメインの照明を落としてみて下さい。テーブルに明かりだまりが出来る事により、食卓を囲む人の気持ちがテーブルに集中するので会話も弾み、料理を美味しく見せてくれる効果もあるのです。
明かりの質と心理は大きな影響がある事が色々な研究でわかっています。
大切な人とゆっくり会話をしたい!というときにも明かりの演出を是非お試し下さい。
最後に新築・リフォームの際のアドバイスを加えておきますね。
・濃色の内装では、淡色より明るめの照明が必要
・塗り壁の場合、ビニールクロスより反射が少ないので明るめの照明が必要
・高齢者がいる住まいでは、視力が衰えはっきり見えにくくなるので明るめに、他に眩しさを感じ易くなる傾向もあります。
感じ方は個人差が大きいので、快適な照明計画の為に是非照明ショールームで明るさを体感される事をお勧めします。住宅の設定でシュミレーションルームも備えているショールームもあります。
(新築・リフォームの際、電気配線の前ですとある程度自由がきく事が多いです、図面持参でお早目にどうぞ)
過ごす時間が長い場所には、太陽光も上手に取り込みながらオンリーワンの快適照明を手に入れて下さい。
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